出社か、リモートか
個人的に、最近あまりコロナの話題を耳にしなくなってきた感じがあります。
東京では 2022 年 10 月現在、連日 1,000 人〜5,000 人を超える新規感染者が報告されているにもかかわらず話題に上がらなくなってきたということは、国民がいわゆるコロナ慣れしてしまったことにほかならないよなぁと。
オミクロンは重篤化しづらいとか、致死率が高いだの低いだのさまざまな意見を目にしますが。
友人がコロナにかかって結構辛そうにしていたので、言わずもがなかからないに越したことはないよなぁと思いつつ。
世間一般でフルリモートワークが推奨され始めたのは、記憶にある限りでは 2020 年の 3 月頃からだったと思いますが。
そこからほぼフルリモートで勤務をしてきた身としては、リモートワークに対して結構いろんな思いがあります。
ということで、今回はいちフロントエンドプログラマーがリモートワークに対してどういうことを考えているか、だらだら書いていこうと思います。
働き方は誰が決めるのか
現在フリーランサーという働き方を選択しているため、さまざまな会社さんとお話させていただく機会があるのですが。
「うちでは出社を強制しています」とか「うちではリモートワークを推奨しています」といった発言を耳にすることが多いです。
が、個人的には会社が勤務形態を社員に対して強制または推奨するのはどうなんだろう?と少し疑問に感じる部分があります。
正直なところ出社したい人は出社すれば良いし、リモートワークしたい人はリモートワークをすれば良いと、個々人の判断で決められるのがもっとも自然な形なんじゃないかなーと思っています。
もちろんリモートワークだとサボってしまう人、コミュニケーションに難がある人、さまざまな方がおられると思いますので、そういったケースではある程度の強制も必要だとは思います。
また業務内容によっては出社が必須といったケースもあるとは思います。(今どきプログラマーで出社が必須なケースはあまり存在しないとも思いますが。)
ただ画一的に「うちはこう!」みたいに決める必要が本当にあるのか?と考えると、果たしてどうなんでしょうか。
作業効率ってどうなの
出社をしていたときと比べ、リモートワークは生産性が低いという調査結果が出ているとちらほら目にすることがありますが。
体感的に、やはりリモートワークは出勤時と比べ生産性が落ちると思います。
とくにコミュニケーションの部分において、雑談が減り、迅速なレスポンスが求めづらくなり、またある程度仕事をサボってもばれない状態で作業効率が上がるとは到底思えません。
とはいえ、生産性が多少落ちることは前提の上で、生産性を落としすぎないようにするための対策の打ちようは結構あると思っていまして。
- 文章によるコミュニケーションに寄せすぎず、通話によるコミュニケーションを推奨する
- スクラムのイベントなど、通話時はカメラをつけることを強制する
- タスクベースの仕事の進め方を導入し、タスク管理を厳密に行う
- 1on1 を定期的に実施する
- モブプロ、ペアプロを推奨する
- ミーティングの参加人数を最低限にする
- 雑談を推奨、場合によっては強制する
などなど、ほかにもさまざまなことが考えられると思います。
ポイントとしては、出社していたときと似たような状況をリモートワークでも実現しようとすることが大事かなーと。
また現場によってはカメラをつけずにコミュニケーションを取ることを強制されるケースもありましたが。
ハドルくらいならなんとも思わないですが、大事なミーティングなどでリモートワークだから通話時にカメラはつけなくて良いとか、個人的にはちょっと理解できません。
リモートワークのメリットデメリット
リモートワークのもっとも大きなメリットって、個人的にはプライベートの時間が増えることだと思っています。
出社しなくて良いので出勤時間がまるまるプライベートの時間に当てられるわけで、これってめちゃくちゃありがたいですよね。
一方、会社としてはなんだかんだでリモートワークによって得られるメリットよりはデメリットのほうが大きいのかなーと感じます。
社員のために生産性を多少に犠牲にしてもリモートワークを導入するかどうか、会社によって考え方はさまざまだと思いますが。
自分がここ 2 年半で出会ってきたプログラマーやディレクターのうち、ほとんどの方はリモートワークのほうがありがたいと言われていたので、これが答えだよなーと。
結局リモートワークってどうなの?
自分は今後も可能な限りフルリモートワークを続けていきたいと思っています。
そう思う理由としては大きく 2 つありまして。
- 出勤に取られる時間がもったいない
- 東京近辺に縛られず、ある程度好きなところに住める
ただその一方で、どこの会社も流されるようにリモートワークを導入せざるを得なかった弊害が出ているとは思います。
とくに働き方の部分については、今一度見直す時期に差し掛かっている会社は多いんじゃないかなーと思わなくもないです。
当たり前ですが、業務の効率化ってめちゃめちゃ大事だと思っていて。
ミーティング 1 つとっても誰を参加させるべきなのか、進行や内容に問題はないか、そもそもこのミーティングは必要なのか、つねにアップデートする必要があると思います。
またタスクベースの進め方についても、結構どこの会社もやり方が下手というか、複雑すぎる気がします。
スクラムでいうところのプロダクトバックログとスプリントバックログのような分け方ができておらず、結果スプリントがスプリントの意味をなしていないケースが目につきます。
スクラムを遵守することの難しさは百も承知していますが、だからといって意味のないバックログや意味のないスプリントになってしまっては、それこそ時間と労力がもったいないです。
会社がもっと社員 1 人 1 人と向き合って、メンバーがどう考えているのか、そもそも受け身にさせすぎていないか、自ら考える機会をもっと与えなければいけないと思います。
ということで、個人的なリモートワークに対する見解をだらだら書いてきました。
ぶっちゃけどこの会社もリモートワークってうまく回っていないと思います。
たまにディレクターや代表取締役ランクの方が「うちはリモートワークがきれいに回っていますよ!」と言ってこられますが、プログラマーランクの方が同じように感じているのかというと、果たして疑問な部分はあります。
リモートワークってまー難しいです。
自分の場合、フロントエンドプログラマーとしてそこそこ技術力が身についたあとでリモートワークという状況になったので、仕事的にキツいと感じることはあまりないですが。
一方で新卒の方や他業種からプログラマーになって経験が浅い方などは、これだけコミュニケーションが取りづらい状況だと、なかなか技術力が身につかないんだろうなぁと、心配なところもあります。
日本人は気質的に他人にあまり興味を持たないと思っており、また表向きは真面目だけど裏ではまったくな人も多い印象があるので、リモートワークってあんまり向いていないよなーと思いつつ。
会社がリモートワークを許容している以上、会社の上のランクの方が積極的にコミュニケーションを行える環境を整えるようにしなければ、現場の状態って悪くなっていく一方な気がします。