犬の寿命が1000日伸びる薬
なんかうさんくさいタイトルですが、別に何かを信仰しているわけではないです。
先日動物病院に行った際、先生がおっしゃられていたことが非常に興味深かったので、今回はそれについて書いていこうと思います。
まず、ことの発端は今年の 2 月、15 歳のうちの犬が心不全を起こし肺水腫となりました。
うちに犬を迎え入れた 10 歳の段階でおそらく心臓の状態はあまり良くなかったっぽいのですが、それでも今年の 2 月までは悪いなりに良い状態をキープできていました。
が、2 月に心不全を引き起こして以来、心臓の状態はぐっと悪くなりました。
界隈では心臓の状態を 6 段階でわけており、0 が最高で 6 が最悪らしいのですが。
心不全を起こす前は 2 だったのが、心不全になってから 5 にまで数値が落ちました。
年齢も年齢なので手術らしい手術も行われず、とりあえず肺に溜まった水を抜いてもらい、そこから薬物療法が始まりました。
薬物療法と聞くと、正直自分はまったく良いイメージがありませんでした。
いわゆる、何らかの理由で手術を行うことができない状態にあるとき、最後の選択肢として選ばれるものなのかなーと思っていたのですが。
最近の薬は全然そんなことないみたいで、うちの犬はみるみる回復していきました。
昨日も定期検診のため、動物病院で血液検査とレントゲン検査をしてもらったのですが。
先生曰く、血液検査もレントゲン検査もうちの犬の年齢や状態を考慮した上で「100 点」をいただけました。
とくに心臓については、検診のたびにどんどん雑音が減っており、肥大化していた心臓も心不全を起こす前の状態にまで戻っているとのことでした。
数値でいうと、3 か 4 くらいまでは回復したみたいです。
うちの犬は毎日朝晩 5 種類の薬を、喘息がひどいときに頓服で 1 種類の薬を飲んでいます。
まぁ、脾臓を摘出してクッシングを持っていて心臓病も患っていておまけで喘息持ちともなると、これくらいは飲まざるを得ないわけですが。
その中の 1 つにベトメディンというものがありまして、これが心臓病の薬となります。
この薬は比較的最近できた薬とのことで、病院の先生曰く「犬の寿命を 1000 日伸ばす薬」とのお言葉をいただきました。
1000 日ってほぼ 3 年ですから、よほど革新的な薬なんだろうなぁと。
副作用も少ないらしく、ベトメディンがうちの犬には抜群に効いてくれています。
実際、今のうちの犬は外の散歩はしていないのですが、家の中では心臓病とは思えないほどに元気に走り回ります。
もちろん走ると心臓に負担がかかるので本当に短時間ではありますが、どう見ても良い意味で 16 歳の犬ではないです。
で、おそらくこの薬を飲んでいなければとっくの昔に亡くなっていたと思われます。
去年の 1 月の段階でで余命 1 年ない宣告を受けていた ので、それを考えると薬の進歩はエグいなぁと…。
ということで、薬物療法も全然アリな時代に入っているんだなぁと自分の考えを改めた最近でした。
もしうちの犬が気になりましたら、インスタ から見ていただければと思います。
到底 16 歳には見えない風貌を確認できると思います。