e-Taxによる廃業届の出し方
個人事業主として小規模企業共済に加入していたのですが、個人事業主としての売り上げがほぼ発生しておらず、そのまま加入し続けるのもどうなのかなと思い、脱退することにしました。
その旨を共済側に伝えたところ、途中解約だと解約手当金がかなり少なくなるとのことで、それならばと個人事業主自体を解約することにしました。
個人事業主の解約にあたって、今は税務署でハンコがもらえないので、e-Tax で進めるのがオススメですよと言われたので、それならばとチャレンジしてみました。
手順
- ソフトウェア版の e-Tax をダウンロード、インストールする
- 廃業届を作成する
- 廃業届に電子署名を付与する
- 提出する
と、羅列するだけなら簡単ですが、実際に進めてみるとかなり手こずりました。
以下手こずったポイントです。
Web 版やスマホアプリ版からは廃業届を出せない
おそらくですが、廃業届が提出可能なのはソフトウェア版のみだと思われます。
相変わらずこういうところは遅れている国だなーと。
Mac 版の e-Tax が起動しない
Mac 版の e-Tax のソフトウェアも存在するのですが、自身の環境では起動しませんでした。
Intel Mac じゃないからなのか、原因は不明です。
カードリーダーが必要
ソフトウェア版 e-Tax はカードリーダーを通じてマイナンバーカードにアクセス可能です。
つまり、スマホアプリからマイナンバーカードを読み取って、それをソフトウェアで読み込むことはできません。
ここらへんもめちゃくちゃ遅れてますね…。
ソフトウェアの見た目が Windows 95
デザインが異常に古臭いです、あまりにも古臭すぎて間違って古いものをインストールしたのかと思ったほどでした。
おそらく税務署などで使用しているものをそのまま流用しているっぽい?なんにせよ間違っていないので安心してください。
廃業届は所得税に紐づいている
ソフトウェア版の e-Tax では最初に申請項目をインストールする必要があります。
所得税をインストールしたら選択可能となりました。
JPKI 利用者ソフトなるものが必要
ここらへんよくわかっていないのですが、JPKI 利用者ソフトなるものもインストールが必須らしいです。
必ずインストールしましょう。
青色申告の取りやめ届出書や消費税の事業廃止届出書も合わせて出す必要がある
ケースバイケースですが、廃業届の提出に伴い紐付く届出書も提出する必要があります。
詳しいことは各々調べていただけますと。
ソフトウェア版の e-Tax はやばいくらい使いづらく、日本っぽさをヒシヒシと感じられて、なんだか懐かしい気持ちになれました。
加入年数の関係上、やっぱり小規模企業共済も加入するべきじゃなかったなーと思いつつ、安くない勉強代だと思うしかないですね。
どなたかの参考になりましたらぜひ。